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5/8 司法試験択一試験受験 [日記]

長いゴールデンウィーク最終日の今日、司法試験の最初の関門である択一試験があったので受験した。人生初めての司法試験受験である。別に弁護士に転職したいというわけではないのだが、友達の弁護士の「ロースクールができた関係で、ここ2、3年は旧司法試験はかなり受かりやすくなるはずだから、社会人でも可能性あるよ」という一言から、資格欲を刺激され、軽い気持ちで受けることにしたのである。とはいえ、3か月くらいは真面目に勉強をしての参戦。

試験は、マークシート式の憲法、民法、刑法それぞれ20問ずつの計60問。3時間半ぶっ通しである。こういう多人数のマークシートの試験を受けること自体、留学前に受けたTOEFL以来なので少し緊張。慶應大学の三田校舎が試験会場だったのだが、会場の張りつめた雰囲気にまず飲まれてしまった。若年層はロースクールに流れているので、こちらの旧司法試験組は自ずと受験年齢層が高くなる。僕の横の人は60代後半と思われるおじいちゃん。なぜか定年を過ぎていると思われる受験生が多い。僕の斜め前のお兄ちゃんは座布団を持ち込み、頭にヘアリキッドのようなものを塗りたくっている。僕の前のお姉ちゃんは机にデンと目覚まし時計を置き、首と右腕にサロンパスを貼っている。いずれもベテランの受験生のようだ。試験前は密かに「そんな大仰な」と思っていたのだが、3時間半の試験が終わってみると、たしかに首も腰もかなり痛くなり、途中で集中力も途切れるので、彼らの行動は正しかったのである。

自己採点の結果からは択一試験の合格ラインには3~4点及ばず不合格のよう。あまり悔しさを感じないので、精進が足りなかったのが一番の敗因だろう。やはり受かりやすくなっているとはいえ、難しい試験であることには変わりない。反面、収穫もいくつかあった。択一試験に関して言えば、敗因は、事務処理に時間がかかったことによる時間不足、ケアレスミス、判例の知識不足であることが明らかだったので、来年は克服可能であると思われる。また、論文試験を含めた司法試験全体についても具体的にイメージが持てたので、「今年1年間真面目に勉強をすれば」という前提つきで来年の合格の可能性を感じることができた。もっとも、今年1年どれだけ司法試験の勉強に精力を注ぐかは他の関心事項とのバランスもあるので、よく考えなければいけないところ。


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