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12/15 冬の京都 [出張]

日帰りの京都出張。どうもこのところ京都・大阪方面への日帰り出張が多く、相変わらず現地でゆっくりすることができない。今日の用務は午後1時からで、昼くらい京都でゆっくり食べようと早めの新幹線に乗った甲斐があり、2時間くらい京都滞在の時間を稼ぐことができた。元々、街を歩くのが好きなので、地下鉄の丸太町駅から鴨川方向へ少し散歩をし、よさげな店を見つけて入ることにした。丸太町通りをまともに歩くなんて8年ぶりくらいだが、最初にびっくりしたのが京都地裁がきれいな近代的な建物にいつの間にか建て替わっていること。学生時代に3ヶ月ばかり検察審査会の委員として通っていたことがあるのだが、そのときのオンボロな庁舎の印象があまりに強く、新しい裁判所をまじまじと見てしまった。次にびっくりしたのが、河原町丸太町の交差点の界隈に、感じのいい隠れ家的な雰囲気のレストランがたくさんできていること。10年前はラーメン屋くらいしかなかったはずなのだが。迷いつつもそのうちの一軒に入り、昼ご飯を食べたが、味もよかった。他の店も後ろ髪を引かれる思いだったが、京都へ来る機会もまたあるだろうから、次回の楽しみに取っておこう。

20時前に京都を出る新幹線に乗ったところ、なぜか終点間近の新横浜で大量の人がなだれ込んできた。僕は全く興味ないのだが、どうもサッカーのトヨタカップの試合があったらしい。

行き帰りの新幹線で、M局長が推薦していた山本七平の「一下級将校の見た帝国陸軍」を読んだ。どうも旧日本陸軍の構造と現霞が関の構造とが重なるところもあり、投射しながら読み進めた。そのうち印象深かったのが陸軍の「員数主義」という概念であり、実質が伴っていなくても形式(数)の帳尻さえ合っていればすべて許される、そしてその員数を揃えるために、色々なごまかしや責任の押し付け合いが起きていたということ。やはり歴史は繰り返すのである。

一下級将校の見た帝国陸軍

一下級将校の見た帝国陸軍

  • 作者: 山本 七平
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1987/08
  • メディア: 文庫


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