3/10 健康診断

ずっとさぼっていたら、「そろそろ年度が替わってしまうので、きちんと健康診断を受けてほしい」と督促され、仕方なく健康診断を受けに行く。数ある健康診断項目で一番嫌いなのは血液検査である。いくら看護師が上手で、最近は痛くない針が導入されているとはいえ、どうも自分の肌に注射針が刺され、さらに血が抜かれる光景は慣れることができず、可能な限り回避したいもの。これがあるがために、健康診断を受けることに対して億劫になると言っても過言ではない。次に嫌いは、これは多くの人が同感するだろう胃のレントゲン検査。バリウムを飲まされて、グルグルと機械も自分も回らされる。バリウム自体は、飲んでおいしいものではないが一応の我慢はできる。しかし、あの検査着を振り乱してまで、スピーカーの「命令」に基づいて左回転、右回転させられるのは、レントゲン師のモルモットにさせられている気分である。そんなこんなで実際に健康診断にかかっている時間は30分程度のものなのだが、精神的には1日仕事なのである。