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7/1 公務員人事の研究 [本]

ずっと気になっていた本なのだが、山中俊之さんという人が書いた「公務員人事の研究」という本を読んだ。前半は、公務員の人事制度の問題点ということで、これまで色々と批判されているようなことがコンパクトにまとめられており、特にミッションが不明確なこと、マネジメントが破綻していること、個々人のキャリアパスがおざなりにされていること-が大きな問題と指摘している。まったくそのとおりである。後半は、こうした問題点を解決するためには適切な人事評価、目標管理、人材育成、給与面への反映がパッケージで必要であるという問題認識から、具体的にどうしたらいいのかということが、マニュアル的に書かれている。どちらかというと地方自治体向けに書かれている点が残念と言えば残念だが、国家公務員にももちろん適用できることは多い。エッセンスが端的に述べられており、大変読みやすい。各省の官房長、人事担当の課長がこの本を読むだけでも少し変わってくるような気がするのだが。

公務員人事の研究―非効率部門脱却の処方箋

公務員人事の研究―非効率部門脱却の処方箋

  • 作者: 山中 俊之
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本


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