12/28 不正侵入 [本]
年末年始に読む本を大量にアマゾンで買い込んだが、その第一弾、笹本稜平の「不正侵入」を読んだ。同じ著者の「ビッグブラザーを撃て!」と同系統の作品で、体制内部まで巣喰っている巨悪と、それにコンピュータ技術を駆使して立ち向かう正義感を持った一人の警察官と仲間たちという構図。前半で作っている数々の伏線を後半で生かし切れておらず、前半の期待感が、「え、こんなもの?」と後半で裏切られてしまう印象。もちろん、それなりに面白いので、文庫化されたら買いというスタンスでいいのではないだろうか。
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