1/30 大臣の失言 [ニュース]
どうして?と思ってしまうが、今内閣は本当に失言が多い。確信犯的な失言もあるが、今回の柳澤大臣の失言は明らかに確信ではない失言だろう。柳澤大臣というと、大蔵省出身の政策通の政治家という印象があるが、いくら偏差値が高くても、どういった言葉が良くてどういった言葉が良くないのかの判断はつかないものなのだろうか。今回の発言は、若干ためらいながら発言していたことから考えると、「言ったらまずいかもしれない」という未必の故意がありながらも、勢いで言ってしまった感じである。この失言問題、本間さんのときと同様、処理を誤るとまた安倍内閣の支持率に大きく響いてくること間違いないが、安倍総理は柳澤大臣を擁護し、野党に格好の攻撃材料を与えてしまった。安倍人気は女性層に支えられている部分が多いはずだが、その女性を敵に回すような発言を擁護してしまうのは作戦ミスである。こうなると、また自主的な辞任を待つしかないのだろうが、それまで傷口は広がり続けるばかりであり、時間が解決してくれるというのは甘い認識である。今週末の愛知県知事選と北九州市長選、与党の二敗まで視野に入ってくるのではないか。
コメント 0