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3/1 辞職願 [日記]

半年ばかり水面下で人事当局と調整を進めてきたが、今月末で退職することになり、今日、正式に辞職願(公務員は退職願ではなく辞職願を出すのらしい)を提出した。一太郎様式の無機質な雛形に名前とハンコを押して提出するよう言われていたが、後輩Tのアドバイスに従い、けじめということできちんと手書きのものを提出することにした。封筒は毛筆(左利きの人間が毛筆を使うのは至難の技である)で、中身は万年筆でしたためた。受け取る方はワープロだろうと手書きだろうと関係ないのだろうが、こういう気持ちの問題は現代社会においても大事だと思う。今回の退職プロセスでは、幸い、理解のある上司や同僚、後輩に恵まれ、ちょっと時間はかかったもののきわめて円満な経過をたどることができた。本当にありがたいことである。

夜は、後輩たちが企画してくれた壮行会。国会の予算審議の谷間ということで、ちょっと早いのではあるが今日が選ばれた。年度末でみんな忙しいにもかかわらず、後輩20人強と大先輩たちが集まってくれたが、これもありがたいことである。組織が変わっても引き続き付き合っていきたい。

今後は、、来週一杯で実質的にすべての業務を終了し、2週間ばかり有休を消化させてもらった後、最終週に最後の後片付けをして4月から新天地に赴く予定。


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2/28 40代後半 [ニュース]

日本HPの社長でありダイエーの社長だった樋口さんが日本マイクロソフトの社長に内定したとのこと。また、シャープの叩き上げの片山さんが諸先輩を抜いてシャープの社長にというニュース。樋口さんはあまりにも有名な方だが、片山さんはと言えばアクオスの液晶テレビ事業で男を上げた方である。そして、樋口さん、片山さんともいずれも49歳で、日本の企業社会においては十分若手の範疇に入る方々であり、今後どのような辣腕を振るうのかが期待される。

一方で、旧郵政省の花形ポストである放送政策課長の南さんが永田町の都合で更迭され、後任にあまり日が当たっていないポストにいたと思われる方が就くのだという。南さんは48歳であり、旧郵政省の中ではやり手の課長として評価されていたらしい。片山虎さんが松田総務事務次官に対して「役所が守らないでどうする」と怒鳴ったらしいが、旧総務庁系の事務次官に怒鳴ったところでまったく響かないだろう。

同様の高い能力や実績がありながら明暗が分かれてしまったというこのニュース、第三者としてはなかなか興味深い。必ずしも昇進することが仕事のやりがいのすべてではないが、組織の評価が自他ともにわかりやすく表現される部分であることであることは間違いないわけで、プレイヤー自身としては、日々努力を続けて自分を磨き、最後は天命を待つしかないのだろうか。


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2/27 健康診断 [日記]

庶務に「健康診断に行ってください」と言われ、前日夜から飲まず食わずを強いられ、力が入らない状態で病院へ直行。最初は一番嫌いな採血検査。どうも自信なさそうな看護師の人だったので「やばそうだなあ」と思いつつ、こちらから看護師を選べるわけでもなく、仕方なく右腕を差し出す。人間の直感は素晴らしいもので、やはり注射針の刺し方が下手くそで、痛い上に採血完了に至るまでにかなりの時間を要する。どうしてこんなに血を抜かれなければいけないのかと思うほどたくさんの血を抜かれ、おまけに、血が止まらずに右腕のひじの内側に内出血が広がってしまった。いったいどうしてくれよう。

次にいやな胃のレントゲン検査。例によってバリウムを飲まされ、モルモットのように冷たいレントゲン台の上を技師の指示に従ってグルグルと回らなければならない。バリウムはまだいいとしても、色々な角度に傾く台の上で右左にゴロゴロさせられるのはいったい何なのか。いい加減、技術の進歩に伴ってもっと簡便な検査方法があってもよいと思う。バリウムもX線も体に良いわけはなく、健康診断で逆に健康が悪化してしまうのではないか。

そんなこんなで2時間程度の健康診断だったが、それだけでグタッと疲れてしまった。


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2/26 アカデミー賞 [ニュース]

日本人関係のノミネートが多く、注目された今回のオスカーだが、残念ながら菊池凛子は受賞を逃し、「硫黄島からの手紙」も作品賞を逃してしまった。代わりに作品賞に選ばれたのは「ディパーテッド」。身びいきかもしれないが個人的にはどう考えても硫黄島の方がよい映画だったように思う。ディパーテッドはディカプリオとマット・デイモンが競演するお金のかかっている映画だが、どこがどういう風に評価されたのかがいまいちわからない。まあ、えらい人たちが選ぶ賞とは得てしてこういうものか。


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2/25 富士山 [旅行]

箱根はやはり東京よりもマイナスイオンの量が多いのか、爽やかな朝。ホテルが「リビングルーム」と称する暖炉のあるくつろぎゾーンへ行き、朝食前に、暖炉からの遠赤外線にあたりながらコーヒーを飲む。なかなかよいコンセプトである。

チェックアウト後、峠を越えて御殿場側へ。アップダウンはあるが、距離的に箱根と御殿場はかなり近い。峠のピークを越えると、雪をかぶって真っ白の富士山が目の前に迫る。今日は雲ひとつかかっていない素晴らしい景色。日本人に生まれてよかったと思う瞬間である。

御殿場では例によってアウトレットへ。なぜかいつもよりも空いている。寒いからだろうか。端境期なのか店にもたいしたものがなく、あっさりと撤退。帰りの東名は、いつもよりも早い時間だったせいか、日曜夕方の渋滞に遭遇することなく、すんなりと東京まで戻ってこれた。ラジオを聴いていると、その後すぐに渋滞が始まったようで、戦略勝ちである。今回は何のストレス要因もなく、ゆったりとよい週末を過ごすことができた。


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2/24 箱根行 [旅行]

妻の誕生日ということで箱根へ。近場なのでゆっくりと家を出て、首都高→横浜新道→一般道→西湘バイパスという海沿いルートを選んだ。昼は一度食べてみたいと思っていた富士屋ホテルのカレーを食べたのだが、おいしいことはおいしいものの、どうも甘ったるくて僕の好みの味ではなく、ちょっとがっかり。

宿は昨秋開業したばかりの箱根のハイアットリージェンシー。国内初のハイアットのリゾート型ホテルである。あらかじめバースデーケーキを注文してあったため、チェックインしたとたんに「おめでとうございます」と言われたり、部屋までバースデーカードとちょっとしたプレゼントを持ってきてくれたりと色々と気を利かせてくれるのはさすがハイアット。眺望のよい部屋は贅沢な間取りで、かなり落ち着ける雰囲気。エンヤのCDが常備されていたりする。なぜかすぐ眠くなるのだが、疲れているせいなのか、あまりにも居心地がよいせいなのか、それともアルファ波をひそかに流していたりするせいなのか。

ハイアットには似合わない(がありがたい)温泉に浸かった後(おそらく世界広しといえども温泉つきのハイアットはここぐらいではないか)、ダイニングで晩ご飯。フレンチという触れ込みだったが、あまりフレンチという感じはせず、かなりアレンジしてある。ちょっとこってり系だったが、味は良好。ここもなかなか落ち着いた雰囲気のダイニングで、このホテル全体的に「癒し」というのをコンセプトにしようと努力しているのがよく分かる。

出来たばかりのホテルということで若干の不安があったが、インフラがしっかりしており、従業員のサービス水準も高く、さすが世界のハイアットだなあと改めて実感。


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2/23 インテリジェンス 武器なき戦争 [本]

元NHKワシントン支局長の手嶋龍一さんと、鈴木宗男事件で外務省のラスプーチンと呼ばれた佐藤優さんのインテリジェンスに関する対談集である。お二方が力説するのが、インフォメーションとインテリジェンスの違い。情報を精査し、裏を取り、周到な分析を加えることで、ようやくインテリジェンスへと昇華し、国家の舵取りをする際の重要な判断材料となり得るのだという。インテリジェンス予備軍自体は8割以上が新聞などの公表情報であるというのにはびっくりだが、要は情報の洪水の中から価値のあるものを一瞬にして嗅ぎ分け、それらをつないで裏にあるストーリーを発見することができる鋭い嗅覚の持ち主がインテリジェンス・オフィサーということになるのだろう。外交の場面に限らず、どの世界でも情報というのは扱う人によって毒にも薬にもなるが、天性の有無に関わらず一定レベルまでは教育によって底上げができるはずであり、お二方が主張するように日本にもきちんとしたインテリジェンス・オフィサーの養成機関とキャリアパスを設けることの重要性について首肯せざるを得なかった。一般人にはなかなかなじみのない世界を勉強することができる良書である。

インテリジェンス 武器なき戦争

インテリジェンス 武器なき戦争

  • 作者: 手嶋 龍一, 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 新書


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2/22 メリーゴーランド [本]

荻原浩の「メリーゴーランド」を読んだ。某市役所のダメダメ公務員が第三セクターが経営する赤字垂れ流しの遊園地の担当部署へ異動となり、一躍奮起して遊園地経営の改革に乗り出すというストーリーで、どことなく映画「県庁の星」に通ずるところがある。当然脚色されているのだが、あながち嘘とも言えない市役所内部のものすごい官僚構造の中で主人公が一人闘う姿につい感情移入してしまう。うまく主人公の役所における状況と私生活における状況をうまくシンクロさせながら描写しており、途中飽きることなく一気に最後まで読めてしまう。特に役人であれば共感するところも多いと思われるが、それ以外の人が読んでも楽しめる良作である。

メリーゴーランド

メリーゴーランド

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫


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2/21 合コン女 [日記]

23時過ぎに帰りの京浜東北線に乗っていたら、周囲をはばからずに甲高い声で話す二十代後半の女性三人組が近くに来た。三人とも酔っ払っており、大きな声でこれまで参加していたと思われる合コンの感想を話している。「相手(某大手広告代理店)が全員最悪だった」から始まり(最悪だったにしては中途半端な帰宅時間)、「(同じ合コンに参加していたと思われる)M子が腹黒い」だの、「○○商事との合コンの方がよかった」だの基本的にポジティブなコメントは何もない。三人の間にも序列があるらしく、一人の女王様が話すと、残り二人は「そうだよね~」の追随攻撃。今どき、こういう合コンが趣味?の人たちを目にするのもびっくりだが、まるで安っぽいドラマのOLの会話シーンをそのまま地で行っているような会話に、笑いをかみ殺すのに苦労してしまった。


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2/20 鈍感力 [ニュース]

小泉さんが中川幹事長と塩崎官房長官に、内閣支持率が急落している現状について「いちいち気にすることはない。目先のことには鈍感になれ。『鈍感力』が大事」旨の助言?をしたのだという。どういう趣旨で「鈍感力」と言ったのかは分からないが、推測するに、そんなに深い意味はなく、「ドンマイ」程度の軽い励ましだったのではないかと思う。しかし、意図的に露出を控えている小泉さんの言葉だけに、間接的にしろマスコミに漏れてきた一言一言が重い意味を持つものとして表の世界に出てくる。

肝心の「鈍感力」だが、支持率を上げるための(国民受け、マスコミ受けする)政策と、国民のための最良の政策の間には差があるはずで、こういうときに躊躇なく後者を選択できるためにはある程度の鈍感さが求められることはたしかである。目先の支持率の上下に右往左往するなというのはそのとおりだが、トレンドとして一方的な右肩下がりであることに目を背けてはいけないと思う。


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