9/7 台風到来

実際に台風が到来した。今度は先週よりも若干北寄りのコースなので、直撃ではないなと甘く括っていたものの、どんどん風が強くなっていく。昼に宮島口行きの市電が途中の商工センター行きに切り替わったので、これを期に事務所から撤収。既に傘が差せないほどの暴風雨になっている。市電に乗ってホッとしていると、いきなり「危険なため、この電車は商工センターまでは行けず、西広島止まりになります」というアナウンス。いったいどうしてくれよう。大きな屋根のある西広島駅にも横殴りの雨が吹き込んでくるほどひどい状況なので、市電が止まるのも分かる気がするが、こんなところで取り残されても困ってしまう。仕方ないのでタクシーを拾うことにする。タクシーはすぐにつかまったものの、道はみんなが徐行するため渋滞しており、なかなか進まず、メーターばかりがどんどんあがる。官舎まではそんなに遠い距離でないにもかかわらず、2,000円近く取られてしまった。癪だが、台風プレミアムといったところか。

這々の体でようやく家にたどり着くと、窓ガラスはガタガタ、ミシミシと音を立てており、今にも割れそうな感じ。電気も時々フッと消え、瞬間停電が続く。耐えること約3時間、夕方になってようやく風が落ち着いてきた。テレビを見ていると、どうも家から歩いて5分くらいのところの地域が膝上まで冠水しているという。また、最大瞬間風速は60mを超えていたというが、納得。これまで経験した台風の中でもっとも厳しい台風だった。家が壊れるかもと思うほどの危機感を持ったのは初めてである。