3/8 サザエさん症候群

昨日、今日と暖かい日が続く。日本側はまだ寒いんだろうなと覚悟して中国山地を越えてきたのだが、かなりの拍子抜けである。

今朝の番組で小倉さんが面白い分析結果について話をしていた。「サザエさんの視聴率と翌日の東証株価指数に強い逆相関の関係が見られる」というのである。分析を行ったのは大和総研の研究員で、2003年1月から2005年1月までデータを取ったところ、-0.86という相関係数が導き出されたという。逆相関なので、視聴率が高ければ翌日の株価は下がり、視聴率が低ければ翌日の株価は上がるということである。統計的に言えば、0.86というのはクロに近いグレーという感じだが、強い相関があるとされるニューヨークダウと東証株価指数の相関係数が0.58なのだから、この数字のすごさが分かるというものである。この研究では、「サザエさん症候群の理由だけでなく、外出せずにサザエさんを見ながら夕食をとるケースが増えていることは景気との関連性もあるだろう。」「昨年9月26日以降、26週平均視聴率は低水準にある。・・・これが株式市場にポジティブに繋がるというのは、単純すぎる見方とは言え、1つの傾向としては認識しておく必要があるだろう。」と結論づけている。惜しむらくは、日曜日のサザエさんの視聴率が翌日の朝の時点では判明していないこと。もしすぐに視聴率が分かるのであれば、9割近い確率で株式市場で勝つことができるのだが。