3/21 煉瓦亭 [食べ物]
妻が銀座特集の雑誌を読んで「時代は銀座よ」と洗脳されてしまったのだが、今日はそんな妻に連れられて銀座の「煉瓦亭」へ行く。明治28年創業と言うから、関東大震災も東京大空襲も知っている店である。12時ちょうどくらいに着いたのだが、20人ばかりの列ができている。20分くらい待ってようやく席につくことができ、名物というカツサンドを注文。店の中はまさに古きよき洋食屋で、いい感じにレトロ。僕らの席は地階の席を割り当てられたのだが、戦中はレジスタンス活動の拠点になっていたかのような雰囲気。出てきたカツサンドはたしかにおいしいのだが、個人的には羽田空港でも買える万世のカツサンドか、まい泉のカツサンドの方が安くておいしいと感じた。まあ、この店の雰囲気にプレミアムがついているのだろう。
デザートは、煉瓦亭とは対局に位置する雰囲気の「カノビアーノ・ドルチェ」というイタリア料理の店へ。代官山に本店があるらしいのだが、デザート部分だけを切り取って銀座に移植したとのこと。それだけデザートに自信を持っているということなのだろうが、たしかにおいしい(それに比例するように値段ももちろん高いのだが)。
その足で羽田空港へ向かい、飛行機に乗る。今日は昼のフライト、かつ、よい天気で富士山を中心に駿河湾、箱根、伊豆半島、富士五湖がきれいに一望できた。この美しい風景に見とれながら、日本人でよかったと実感。まだ5合目あたりまで雪が積もっており、富士山の春はまだまだのようである。
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