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12/9 国家の品格 [本]

ボーナス日の10日が土曜日ということで1日早い嬉しい日。公務員の場合、景気が悪くなるときは民間と一緒にどんどんボーナスも下がるくせに、景気がよくなってもボーナスがなかなか上がらないのがつらいところ。

話題の新書、「国家の品格」を読んだ。評価が難しい本である。数学者である著者が「この世の中すべて論理で片付くと思ったら間違いだ」「論理とは言っても、出発点と条件設定を間違えたらまったく異なる解に行き着いてしまう」「論理よりも大事なのは日本古来からある情緒だ」「日本には情緒がなくなりつつあるから国力も落ちている」などと主張している。論理力をつけるための本がよく売れる世の中で、それとは逆行するような主張なので、「何だこの本は」と、あきれる人もいるかもしれない。ただ、日本が欧米と同じ、論理性の土俵で戦おうとする限りは色々な分野で二番煎じに甘んじるほかなく、他国に敬意を払われるような国になるためには、それ以外のところで頑張るしかないというのはおそらく正しいと思う。それが情緒かどうかは分からないが。こういう考え方もあるんだということを勉強する意味で読んで損はない本だと思う。

国家の品格

国家の品格

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書


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