6/21 官庁訪問開始 [日記]
今年も官庁訪問が始まった。公務員試験に合格しても、いわばお見合いの場である官庁訪問を通じて各省の内々定を得なければ、来春に役所に就職することはできない。毎年、どんな学生が来てくれるのか楽しみにしているのだが、一方で、今年は景気の回復による民間企業の大量採用、公務員不祥事の連続などによって、公務員を目指す学生が減っており、それは業務説明会などの状況や公務員試験の応募状況に如実に現れていたので、例年にはない危機感も持っている。全体のパイが減れば、それだけ優秀な層も減り、各省がその少ない優秀な層を狙って奪い合いになるのが目に見えている。
学生と話をするのは楽しいので、僕は依頼があれば積極的に学生の面接をするようにしているが、例年であれば、ちょっと話しただけの第一印象で「これは将来かなりの確率で大物になる」と、ビビビと来る学生が1日に1人くらいはいるものの、今年はなかなか出会うことができない。もちろん、例年の採用レベルに達している学生はそれなりにいるのだが、どうも全体的に小粒化している印象は拭えない。うちの役所の人気が落ちているだけなのか、それとも、公務員の不人気がそれだけ深刻だということなのか。
また、今年のもう一つの特徴として、女高男低が挙げられる。元々、同年齢であれば女の子の方が男の子よりも大人びて優秀に映るのだが、今年は例年以上にギャップが拡がっているように見える。単に僕に割り当てられた学生がそうだったのかと思って採用担当に聞くと、どうも全体的な傾向らしい。優秀な女の子がいればどんどん採用すればよいと思うが、男性陣にももう少し頑張ってほしいもの。
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