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8/2 赤の謎 [本]

講談社文庫から、乱歩賞作家シリーズで毎月発行しているシリーズものの1巻目「赤の謎」を読んだ。長坂秀佳、真保裕一、川田弥一郎、新野剛志、高野和明といういずれも著名な作家の短編作品が1つずつ入っており、期待感を持って読んだ。いずれも実績のある作家なのだが、この「赤の謎」に入れられている作品には面白いものとそうでないものが混ざっており、必ずしも珠玉集でないところが残念。それに加え、真保裕一の短編は、かつて読んだことのあるものだったため、さらに残念だった。せっかく有名作家のシリーズものにするのであれば、もう少し作品の質を揃えればよいのにとも思うが、短編という制約があるがために、それもなかなか難しかったのだろうか。まあ次の「白の謎」も読んで、その後を読むかどうかを判断したい。

乱歩賞作家赤の謎

乱歩賞作家赤の謎

  • 作者: 長坂 秀佳, 真保 裕一, 川田 弥一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/04/14
  • メディア: 文庫


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