11/13 異常気象売ります [本]
シドニィ・シェルダンの「異常気象売ります」を読んだ。新刊が出るとどうも脊髄反射的に読んでしまうが、明らかにかつての「ゲームの達人」「真夜中は別の顔」などの頃と比べて質が落ちており、そのような劣等品の大量生産に走っているのは寂しい事態である。この小説は、異常気象を発生させることができる技術開発を巡って、世界中で科学者たちの不審死が発生し、そのすべてにある研究所が関わっていることが明らかとなり、その謎を美女二人が解き明かしていくというストーリー。展開が早いのはいつものシドニィ・シェルダンのとおりなのだが、ディテールが犠牲にされすぎてしまっており、全体として粗い作品になってしまっている。大きな期待を持って読むと損をするが、暇つぶし程度にはよいかもしれない。
はじめまして。
私もシドニィシェルダン全作読んでるんですが、どんどん質が下がってる感はありますね。
ストーリーは似てるから、作家の書き方に飽きてるのでしょうかね?
なんて思ったりしますが、次出ても読む事間違いなさそうです^^;
勝手ながらTBさせて頂きますね。
by sabu (2006-11-29 10:05)
当初は、「超訳」などともてはやされましたが、どうも最近は粗すぎますよね。最初の印象が強烈だっただけに、いつも「今度こそは」と期待してしまい、新刊を買うのをやめられない状態に陥っている人たちが世の中にかなりいるような気がします。
by quechee (2006-11-30 22:25)