11/29 中国の外交官

中国大使館の若手書記官連中と、とある勉強会があり、夜、六本木ヒルズの裏にある中国大使館へ向かった。中国大使館とはこれまで縁がなかったため、初めての訪問である。厳重なセキュリティをくぐり抜けた後、そこは日本法による保護が及ばない場所。立派な応接室へ通されたものの、そこは勉強会をやる場所というよりは、お偉方が会談するための場所という雰囲気である。そんな雰囲気にめげず、2時間ばかり有意義なディスカッションをした。皆さん、日本の事情に明るく、かなり流ちょうな日本語を話すのにはびっくりである。また、思考も思った以上に柔軟で、こちらが言うことを的確にかみ砕き、賛成意見、反対意見を述べてくれた。何よりも、いいことはどんどん吸収しようという姿勢には好感が持てた。在日の中国大使館は、ワシントン、モスクワに次いで三番目の規模とのことで、百人以上の職員が働いているとのこと。当然、その中枢にいる書記官たちは中国外交の選りすぐりの人たちなのだろう。9時過ぎに勉強会が終了した後、さらに会議があるとのことだったが、六カ国協議の関係で忙しいのだろうか。