1/16 ハーバードMBA留学記 [本]
日経BPから出版されている「ハーバードMBA留学記」を読んだ。著者がハーバードに留学していたときのブログの記述を加筆・編集して一冊の本にしたもの。単なるハーバードやMBAのカリキュラム紹介に終わらず、留学中に著者がいったい何を考え何をしたのかという部分が具体的に書かれており、特にMBA留学予備軍の人たちにとっては、通常の留学情報誌ではうかがい知ることができない一学生の喜びと悩みを知ることを通じてトップスクールのMBAプログラムというものの実感を得ることができるのではないか。全体的に著者の強烈なプライドを感じ、また主義主張で相容れない部分もあるものの、嫌みな感じはほとんどなく、むしろ若者らしい希望と夢にあふれたタッチで好感が持てる。このような素晴らしいキャリアを持つ人が拝金主義に走らず、日本という国を愛し憂えているのは大きな救いである。
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