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2/12 幸せのちから [映画]

金融家クリス・ガードナーの半生記を映画化した作品である「幸せのちから」を観てきた。ガードナー氏は、社会の底辺から最上部まで駆け上がったアメリカン・ドリームを掴んだ方なのだが、当然ながら、その背景には、生死を賭けたといっても過言ではない本人のものすごい努力があった。シングル・ファーザーで、小さな子供を抱えながら、ホームレス生活を送るという日本ではなかなか考えられない状況の中で、大手投資銀行における無給のインターンシップという小さなチャンスをきっちり活かしきり、上流社会への切符を掴んだ。映画化する中で多少の誇張はあるのだろうが、映画を観ながら、世の中で成功している人たちは90の努力と10の運でその座を掴んだのであり、いつかチャンスが来ると信じて努力を怠らないことが大事なのだなと思った。アクションなど派手さはまったくないのだが、アメリカン・ドリームと親子愛という二大テーマで、ほんわかとした気分になるファミリードラマである。


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