9/5 お粗末な対応 [ニュース]
選挙中の大臣が、在日米国大使にハリケーンのお見舞いの手紙を出したいというので、案文を作って、暇そうにしている大臣秘書官のところへ持って行く。多少イヤミの入った文面にしたものの、さすがに秘書官に見破られ、ちょっと表現を穏やかにしてセットする。今回のハリケーン被害については、先週末から徐々にアメリカの対応のお粗末さ加減が明らかになってきたが、ニューオリンズがまるで内乱が起きているどこかの途上国の都市のような状況になっている映像は、かなりショッキングである。軍隊も災害復旧や救助物資輸送のために派遣されているのではなく、治安維持のためというのだから本当に異常な状態。略奪犯も略奪犯だが、「略奪犯を発見したらためらわず射殺せよ」という指令を出す方も出す方である。大統領はじめアメリカの首脳陣は、「これは人災ではない」「人種差別もない」と強調しているが、言えば言うほどボロが出てくる感じ。「彼」を自分たちのリーダーとして再選させたのは南部を中心とする人たちだけに、自業自得のような気もするが、そう言うことがためらわれるほど「想定外」のひどい被害と、ひどい対応である。
コメント 0