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4/1 降格? [ニュース]

新年度から、国家公務員の俸給表が切り替えられるということで、昨日、切替前の号俸と切替後の号俸を記した小さな紙っぺらをもらった。昨夏の人事院勧告を受けてのかなりの大規模な変更で、現行の11級制を10級制に再編成し、級の中の号も従来の1号をきめ細かくするものであるが、この紙っぺらをもらうまで、今日から施行ということをまったく知らなかった。僕自身は、現6級なのだが、俸給表の変更に伴って4級に変わり、さらに今日付で形ばかりの昇格をするので5級に位置づけられることになる。いずれにせよ、級数が下がるので、どうも降格された印象が否めない。俸給表の変更による給与の支給水準には変更がないというが、本俸が5%カットされている影響で昇格してもそれほど給与が上がった印象はない。もっとも、本省手当などが新たに導入されるらしいので、手当部分が手厚くなったということなのだろうか。実際の支給日が楽しみである。

昇給スキームも変わるらしく、評判の悪い従来の特別昇給がなくなって、毎年の成果の評価により昇給幅が決まる成果主義的な要素が徐々に加わるらしい。これだけを聞くと画期的なことのように聞こえるが、仕組みだけ整えても、誰が評価するのか、どのように評価するのかといった点がきちんと整備されないと単に仕組みが複雑になった特別昇給ということになりかねない。

それにしても、一番さびしかったのは、こういった給与システムの大変更について、少なくとも僕の省では何らの事前説明も為されなかったこと(厳密に言えば、昨日もらった小さな紙っぺらだけ)である。新しい俸給表がどうなっているのか、俸給表が変わることによってどういう変化があるのか、激変緩和措置としてどういう措置が用意されているのか、昇給システムはどうなるのかなど、職員全員の給与支給に直結する話をどうして説明してくれないのか。説明されたからといってスキーム自体が変わる話ではないが、少なくとも使用者側は、きちんと説明する責任はあるのではないか。


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