SSブログ

4/6 侵入社員 [本]

「侵入社員」という本を読んだ。ジョセフ・フィンダーという知らないアメリカ人作家の作品なのだが、本屋で筋書きを読んだところ、面白そうなので衝動買いしてしまった。うだつの上がらないハイテク企業の社員が、横領したことがばれてしまい、警察に引き渡される代わりに、スパイの英才教育を受け、そのハイテク企業のライバル企業にスパイとして侵入し、企業秘密を得るべく頑張るというストーリー。そのライバル企業において、主人公はなぜか才能が評価され、トントン拍子に出世していくのだが、その社長があまりにいい人で、逆に本当の所属先の企業の社長があまりに悪い人なために段々にジレンマを抱くようになる。ストーリー自体は、すぐにハリウッド映画化できそうなくらいアメリカ的で単純なので、あまり考え込まずに読み進めることができ、活字を読みたい気分なのだけれどもあまり頭は使いたくないという人にお薦め。ただ、スパイ小説なのに、あまりハラハラ感がない点、無駄に見える迂遠な記述があるため(翻訳の問題かもしれないが)にスピード感に欠ける点が難点。

侵入社員〈上〉

侵入社員〈上〉

  • 作者: ジョゼフ フィンダー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 文庫
 
侵入社員〈下〉

侵入社員〈下〉

  • 作者: ジョゼフ フィンダー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 文庫


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。