5/22 ゆりかごで眠れ [本]
垣根涼介の最新刊「ゆりかごで眠れ」を読んだ。相変わらず、彼お得意の日本と南米をまたいだ作品となっているものの、カルテルの幹部であるコロンビアで育った日系人の主人公をはじめ主要登場人物の人物描写に力を入れている点で、これまでの作品とは異なる印象。筆者自身が新境地を開拓しようとしている姿勢が伺われる。ただ、あれだけ中盤まで精緻な描写をしておきながら、エンディングのあっけなさにはちょっと拍子抜けした。一連の垣根作品の中では平均的な作品という評価だろうか。
垣根涼介の最新刊「ゆりかごで眠れ」を読んだ。相変わらず、彼お得意の日本と南米をまたいだ作品となっているものの、カルテルの幹部であるコロンビアで育った日系人の主人公をはじめ主要登場人物の人物描写に力を入れている点で、これまでの作品とは異なる印象。筆者自身が新境地を開拓しようとしている姿勢が伺われる。ただ、あれだけ中盤まで精緻な描写をしておきながら、エンディングのあっけなさにはちょっと拍子抜けした。一連の垣根作品の中では平均的な作品という評価だろうか。
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