5/27 警護のすごさ [日記]
通常、政府要人が車で移動するときには、前後に警察の警護車がつく。今回、長距離の移動だったこともあり、その警護車のフォーメーションをじっくり観察する余裕があったのだが、本当によく訓練されている。日本の場合、いきなりテロにおそわれるなどという事態はそれほど考えられないため、おそらくは、VIP車がスムーズに走行すること、そして他車が過失で突っ込んでくることを予防することを主目的に警護をしていると思われる。そのため、たとえば、VIP車が交差点を曲がるときは、曲がる方向とは逆側(左折であればVIP車の右側)から直進車が突っ込んでくることを想定し、後方の警護車がVIP車をガードするために猛然と突っ込んでくる。また、高速でインターチェンジの合流があるときは、いきなりサイレンを取り出して点滅させ、本線に入ってこようとする車に対して「しばらくお待ちください」とスピーカーでがなり立て、かなり強引に進入車列を停める。きっと、いきなりサイレンを点滅された人たちは、「何か違反しただろうか?」と冷や汗を流しているに違いない。一方で、VIPの側も毎日こういう警護を受けていると息苦しいだろうなあと思った。
コメント 0