3/6 市場の動揺と揺り戻し [ニュース]
普段は静かに緩やかな動きを続けている日本のマーケットも、NY市場が大暴落すれば、その影響をもろに受ける。先週から今週月曜日にかけて、中国マーケットの将来予測に端を発してNY市場をはじめ世界の市場が大きく動揺した。グローバリゼーションの進展によってこういった世界連鎖があっという間に起き、そして金融技術の進歩に伴って有事の際のボラティリティがさらに大きくなっているような気がする。特に日本のマーケットでは、短期で利ざやを稼ごうとする個人投資家が増加しているためか、狼狽売りが加速する。結果論になるが、2月はちょっと株価の上昇が早すぎた。過去の経験から、いつかガクッと崩れると薄々思っていたが、それがいつなのかということ、そしてどれくらいの幅の調整なのかということは分からなかった。ただ、マーケットの加熱感を敏感に感じ取っていた目ざとい投資家は暴落前にロングポジションを徐々に手仕舞ってショートポジションをある程度積み上げていたはずであり、そういう人たちは大きな儲けを得たことだろう。
マーケットは今日から早くも落ち着きを取り戻し、株価も回復傾向。今月後半に海外へ行く身としては、もう少し円高が進んでくれればと思っているが、どうもそうは問屋が卸してくれない様子。
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