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12/25 片山知事の三選不出馬 [ニュース]

鳥取県の片山知事が来春の知事選には立候補しないことを表明したとのニュース。片山知事と言えば、宮城県の浅野前知事、岩手県の増田知事と並んで改革派知事とされる人物であり、鳥取県の行財政改革と情報公開を徹底して行ってきたが、個人的にも彼の施策、発言、政治手法に注目してきた。奇しくも、改革派知事はいずれも役人出身であり、また、まだ50代で若いのにも関わらず10年前後で知事を引退するという点で共通している。彼らに代わる新しい改革派知事が誕生することを期待するものの、そんなに都合よく現れるとも思えず、引退はとても残念である。惜しまれつつ早期に引退するという点で、昨日のディープインパクトと共通する部分もある。

新聞情報によれば、片山知事は三選を目指すかどうかについてかなり悩んだとのこと。表向きは、あまり長い期間一人の人間が知事のポストにとどまると様々な弊害が出てくるということが最大の理由のようだが、それ以上に、知事というポストにいることのリスクが従来よりも格段に増していることが少なからず影響しているように思う。財政事情の緊迫化に伴い自治体経営が難化し、ポジティブな成果が出にくくなっていることはもちろんのこと、このところ現職知事の逮捕が連続しており、清廉潔白な知事であっても心穏やかではないだろう。また、行動の自由度や金銭的なことを考えれば、知事を続けるよりも民間人となった方がずっとよい。それ以外にも家族との時間の確保などを考えた上での決断なのだろう。浅野氏は一歩先んじて引退し、大学教授兼行政評論家として活躍しているが、来春には揃って民間人となる改革派知事がどのような第三?の人生を歩むのか、なかなか興味深い。


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