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2/9 壮行会 [日記]

同期Kがいよいよ渡米するということで、後輩たちが壮行会を企画したので、何回目かよく分からないが、飲み会に参加してきた。今回の壮行会はこれまでの最大級で、役所の局長、課長たちも参加する盛大な集まりとなった。金曜日とはいえ、役所が一番忙しい時期にこれだけ多くの先輩・後輩が集まってくれるなんて、Kは本当に幸せ者である。結局、二次会までなだれ込み、久しぶりの午前様。


2/8 スタジオ見学 [日記]

某ニュース番組のスタジオ見学の機会を得て、先輩Mさん、同期Kと一緒にテレビ局へ向かった。メインキャスターのご紹介だったのが効いたのか、本番前にチーフプロデューサーの方が忙しい中丁寧に案内してくださり、どのようにナマのニュース番組が滞りなく放映されるのか、その裏側を勉強することができた。本番が始まり、ちょっと意外だったのが、ニュースのVTRが流れる時間がわりと多いため、スタジオでキャスターやコメンテーターが話す時間が相対的に短いこと。そして、キャスターたちが、VTRの間を縫って、次に喋る原稿の最後の練習を繰り返すプロ根性には驚かされた。同じニュース番組でも、報道班、スポーツ班、文化班といったように分かれており、セットが同じであるにも関わらず、CMなどの合間にガラッとクルーが変わるのはなかなか面白い。本番後に、お疲れの中、キャスター全員と一緒に写真を撮ってもらい、さっそくパソコンの壁紙にしているが、よい記念になった。


2/7 採用説明会 [日記]

久しぶりに採用関係のお仕事のお鉢が回ってきた。某予備校主催の説明会で、パネルディスカッションと個別説明会2クールという構成。最近は、こういう予備校主催の公務員のお仕事説明会というのが増えており、予備校としては現役の役人を無料で講師として使えるという点で、役所としても公務員予備軍の聴衆の募集を予備校側がやってくれる点でお互いwin-winの構図となっている。今回の説明会を行った予備校は、そもそも直前まで細かいタイムスケジュールが決まらない時点で不安に感じていたのだが、他のライバル予備校と比べてどうもロジスティックスがいい加減なのが目についた。個別説明会で予備校の職員が1人付いてくれたのだが、まったく使い物にならず、むしろいない方がよいくらいの感じ。こんな逆境ではあったが、学生の皆さんはとても熱心で、最近の公務員不人気という状況を忘れさせてくれるくらいの人数が来てくれた。ひやかしの人も結構いるのかも知れないが、少しでも関心を持ってくれるだけでありがたいことである。それにしても、4時間以上喋り続けるのはなかなか体力を消耗する苦行である。


2/6 最愛 [本]

真保裕一の新刊「最愛」を読んだ。真っ赤な表紙に題名の「最愛」と著者名だけがが黒い明朝体で印刷された印象的なハードカバーである。真保裕一の本はだいたい1年に1冊のペースで出版され、それだけじっくり取材、推敲していることが伺えて好ましいのだが、今回の「最愛」は、ちょっとがっかりな出来。ストーリーとしては、若手小児科医の主人公が、長いこと音信不通だった不遇の人生を送ってきた姉がある事件に巻き込まれて重体であるとの連絡が入るところから始まる。どうして姉が事件に巻き込まれたのか、どうして姉は事件の前日に結婚したのかといった謎について、主人公が姉の人生を辿りながら答えを見つけていく。恋愛小説という位置づけだからだろうか、展開がダラダラとしており、いつもの真保小説のキレもない。ちょっと今回の小説は路線を誤ってしまった感じである。次作は、またハードボイルド系の小説を期待したい。

最愛

最愛

  • 作者: 真保 裕一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/01/19
  • メディア: 単行本


2/5 第41回スーパーボウル [スポーツ]

2月第一週の月曜日朝(現地時間で日曜日夜)といえば、1年に1回のアメフトの祭典、スーパーボウル。今年のスーパーボウルは、シカゴ・ベアーズ対インディアナポリス・コルツという中西部対決。ニューイングランド・ペイトリオッツが勝ち上がっていれば、午前半休を取ってでも見たい試合であったが、残念ながらコルツにAFC決勝戦で負けてしまい、またなじみの薄い中西部のチーム同士の戦いだったため、個人的にはそれほど気持ちの乗らない今年のスーパーボウルだった。家に帰ってきてからダイジェストで試合を見たところ、第1クォーターでベアーズが先制したものの、第2クォーターでコルツが逆転し、その後は終始コルツ優勢の試合展開。スーパーボウルといえば、ハーフタイムショーに誰が登場するか、各社がどのようなCMを流すか(日本では見れない)が試合と同様に話題となるが、今年のハーフタイムは存在感がすっかり薄くなってしまったプリンスだった。普通の感覚であれば、国家斉唱に登場したビリー・ジョエルをハーフタイムショーに持ってくるのではないか?個人的な偏見かも知れないが、対戦カードもいまいち、試合内容もいまいち、ハーフタイムもいまいちの今年のスーパーボウルだった。


2/4 前哨戦 [ニュース]

地方統一選と参院選の前哨戦として注目された愛知県知事選と北九州市長選。結果、前評判どおり愛知県知事選は現職の与党候補が勝ち、北九州市長選は前衆議院議員の野党候補が候補が勝ち、与野党両方にとって1勝1敗の引き分けだった。報道では、圧倒的な票差をつけて与党候補が勝つはずだった愛知県知事選で、野党候補が数万票差まで詰めて善戦したことをもって、実質的には野党の勝利だとはやし立てているが、何票差だろうと勝ちは勝ちなのだろう。

今回の両方の選挙で注目すべきなのは、両方とも投票率が10%以上伸びていること。通常、一自治体の首長を選ぶだけの選挙であれば、40%台に乗れば御の字のところ、両方とも50%を超えてきた。おそらく与野党が伯仲する選挙であり、かつ、両陣営とも応援に国政の有力議員を惜しみなく投入したことで注目度が上がったからだと思われるが、きっかけはともかくとして、有権者が選挙に関心を持ち、投票率が上がるのはよいこと。今後も投票率を上げるためには、やはり各選挙で野党第一党である民主党がきちんと候補を立て続けるということが大きなファクターであろう。


2/3 節分 [日記]

節分ということで、イトーヨーカドーで豆まきの豆と恵方巻を買ってくる。僕は後で掃除するのが面倒だからという理由でいつも豆まきについて消極的なのだが、妻は「縁起物だから」と狭い我が家のすべての部屋で景気よく豆まきをすることを良しとする。結局掃除をするのは僕なんだろうなあと思いつつも、当然従うほかない。豆まきのあとは、歳の数だけ豆を食べ(30数個豆を食べるのは結構大変)、さらに恵方巻を食べることとなる。恵方巻は関西起源らしいが、恵方を向いて、無言で太巻きを丸かじりすれば、幸運が訪れるらしい。今年は恵方が北北西とのことで、二人して北北西を向いて無言で恵方巻を食したが、きっとその姿は、端から見ればかなり異様な光景だったろう。


2/2 法令協議 [日記]

霞が関ではこの時期、今の通常国会に提案する法案を各省が閣議決定に向けて最終調整する時期であるが、この閣議決定の前提として、各省の合意を得ておく必要がある。閣議の前日に開催される事務次官等会議で1人でも「反対」の意思表示をすれば、その法案は閣議決定し、国会に上程することができない。このため、霞が関には2週間ルールなるものがあり、閣議予定日の2週間前までに各省に法案を送付し、協議することになっている。今年の通常国会に提案される法案数は、例年よりも若干少ない90本強とのことだが、若干の例外を除きそのほぼすべてが霞が関中で流通し、質問や意見の応酬が展開されることとなる。

そのような状況の中、今日、他省が提出しようとしているいわくつきの法案で課長級の対面折衝が行われることになり、同席することとなった。課長級の折衝といえば、通常は政治状況なども勘案しながら、議論を収束させるべく最終的な調整が行われる場のはずであるが、先方の課長は、恥ずかしげもなく「自分には何の裁量もない」「原案で納得していただきたい」「修文を主張するのであれば、省内に持って帰ることができる前例を示してほしい」を繰り返すのみで、交渉というよりは局長のお使いで来ただけ。何の進展もなく月曜日に局長級の折衝をセットすることになった。何のための課長級折衝だったのか、よく分からない。


2/1 開票時間短縮プロジェクト [ニュース]

統一地方選を前に、多くの自治体で開票時間短縮プロジェクトが進行中とのこと。選挙は、多くの地方公務員がかり出される一種の「お祭り」だと聞くが、そのオペレーションに要する人件費はバカにならないはず。自治体にもよるのだろうが、通常の残業手当ではなく、休日出勤手当、深夜残業手当、選挙手当など様々な割増手当、そして終電がなくなった後のタクシー代など色々な追加コストが付帯していると思われる。こういう場面こそ時給数千円の常勤公務員でなく、ワンショットのアルバイト(特に普段スーパーでレジ打ちをしている人たちは作業が早いのではないか)をどんどん使えばよいと思うのだが、公正性の確保の問題もあってアルバイトを雇いにくい事情があるのかもしれない。

北川正恭さんの早稲田大学マニフェスト研究所の研究によれば、開票オペレーションについて、自治体間でかなりの能力差が見られるとのこと。長らくこの問題に取り組んできた自治体としては府中市が有名とのことで、1992年の市長選では439名の職員により33分で開票を終えたという記録を持っているらしい。一方で、日付が変わってもなかなか作業が終わらない自治体も無数に存在するらしく、どうやったら優良事例を全国的に普及させていくかという点でマニフェスト研が問題意識を持ち、草の根的に取り組んでいるとのこと。自治体は、年に1回あるかないかの選挙で、なかなかこれだけに着目してオペレーション効率化をやろうと重い腰を上げづらいのかもしれないが、マニフェスト研が効率化マニュアル的なものを作成することで、障壁は下がっている。自治体業務の最辺境部分で効率化を図ることで、徐々に自治体のコア業務にも同じ思想を持ち込んでいくことも可能であり、ぜひこのプロジェクトの全国的展開を期待したい。


1/31 同期会 [日記]

まもなく、同期Kがアメリカへ、同期Tがイギリスへ発つので、彼らの壮行会兼同期会兼新年会を開催。入省して10年以上経つと、1年目のようにみんなが霞が関にいるわけでもなく、同期の中には地方へ行っていたり、産休を取っていたり、転職していたりと色々な人生物語ができてくる。今回、KとTが海外へ出てしまうと、在京の同期は本当に少なくなってしまい寂しいが、便利な世の中になったもので、引き続きメールなどで気軽に連絡を取り合うことはできる。KもTもしばらく単身赴任で行くとのことで、さっそくカメラ付きのスカイプを購入したとのこと。ぜひKとTの海外での活躍を期待し、また彼らが滞在中にぜひ現地へ飛んでみたいところ。


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