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6/8 富山出張 [出張]

日帰りで富山出張。これまで富山を通過したことはあったが、実際に降り立つのはこれが生涯初めて。富山市役所での会議の時間まで時間があったので、富山駅前や中心市街地である総曲輪を徘徊したが、びっくりしたのは、40万人都市にもかかわらず、ほとんど活気が感じられないこと。日本一拡散しきったまちであるということはデータを見て知っていたが、ここまでとは思わなかった。昼食を食べるところを見つけるにも苦労するくらい。

富山市役所の人に聞くと、「外から来る人はみんな驚くけれども、地元の人にとってはこれが当たり前で、生活には全然支障ないんですよ。車で移動すれば必要なものは何でも手にはいるし。むしろ東京みたいに人がウジャウジャいるところへ行くと、人に酔って疲れてしまう。」といった反応。とはいえ、さすがに市長以下皆さんかなりの危機感を持っているらしく、これからの人口減少社会、高齢化社会の到来を迎え、まちの活性化策を色々と検討・実践している。

これは面白いと思ったのは、高齢者の運転免許証返納支援事業という施策。高齢者による交通事故数を減らし、公共交通機関の利用を促すための施策なのだが、高齢者が免許証を返納してくれた場合、引き替えに公共交通機関を利用できる2万円分の金券を上げているのだという。それに加え、高齢者にもプライドがあるので、「かつて運転免許証を持っていました」という証明書も一緒に発行するらしい(その手数料も市の補助)。4月から始めて既に200人弱から免許証の返納があったということで、なかなか効果を発揮しているようだ。これとシナジー効果を持つ施策として、高齢者が中心市街地でバスを乗降した場合に運賃を一律100円とする施策もあり、実際、時間のある高齢者が郊外にある大型店でなく、中心市街地まで戻り始めているのだという。高齢者が出歩いて健康維持することによる医療費負担の軽減、公共交通機関の利用促進、中心市街地活性化といった効果が期待されるが、今後、どうなるだろうか?


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5/26 太平洋島サミット [出張]

太平洋島サミット要員として大臣に随行して沖縄へ。幸い、天気は良好。総理と各国要人が宿泊するブセナテラスは既に満室だったため、図らずも、GWにプライベートで泊まったマリオットに泊まることとなった。この前と違うのは、ホテルの支配人以下の盛大な出迎えを受けたこと(もちろん大臣が)と、自分の部屋が大臣のお部屋の近くの階の部屋ということで高層階の値段の高い部屋となったこと。役人の宿泊費は定額制なので、差額は当然ずいぶんな持ち出しとなってしまうが、自ら自由に宿泊場所を選べない場合にも適用されてしまうこのシステムはおかしいのではないか。

太平洋島サミットでは、沖縄サミットの会場だった万国津梁館にて晩餐会が行われ、下々はその間、外で時間をつぶす必要があるのだが、あらかじめ抜け目なくホテルのコンシェルジュに近くのおいしい沖縄料理屋を紹介してもらっていたため、大臣秘書官たちに「手回しがいいね」と誉められながら一緒にそこへ繰り出した。のんべんだらりと食べながら、気がつくと晩餐会が終わる時間に差し掛かっており、急いで万国津梁館へ大臣のお迎えに戻った。ちょうど各国要人が出てくるタイミングに間に合い、間一髪であった。総理もかりゆし(ご本人曰く「最新モデルのかりゆし」)を着てご機嫌麗しそうだった。ホテルに戻り、疲れはてたので爆睡。


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3/20 名古屋出張 [出張]

名古屋へ日帰り出張。飛び石連休の中日なので、新幹線はわりと空いており、快適。ただ、残念ながら、割り振られた車両が4号車で、この前のダイヤ改正で新たに禁煙車となった車両。禁煙化に伴い、一生懸命タバコの臭い消しや化粧板のヤニ取りをしたものと推察するが、1時間半乗っていると体が少しタバコ臭くなってしまう。隣の3号車が依然として数少ない喫煙車となっており、その空気がドアが開くたびに流れ込んできてしまう影響もあるのだろうが、早く全面禁煙に移行できないものだろうか。そうでなければ、エアカーテンなどで徹底分煙する、喫煙車は1号車や16号車など端っこの車両に設けるなど被害を少なくするための方策をしっかり考えてほしいもの。

週末を地元で過ごした名古屋出身の後輩のKと落ち合い、名古屋で用務を済ませ、味噌カツを食した後、次の用務地の刈谷へ移動。駅前の一等地にひたすら駐車場とグラウンドが広がり、まるでゴーストタウンのように人通りがない終わっている街だったが、一応無事に用務を済ませ解散。三河安城から新幹線に乗って帰京することにした。三河安城は、こだましか停まらない駅なので、途中のどこかでひかりに乗り換えようと思っていたのだが、乗っているうちに面倒くさくなり、そのままこだまで品川まで帰ってきた。ほとんどすべての途中駅で追い越されるので、のぞみに比べればかなり遅いが、空いている車内でゆっくり読書できるので、結構気に入ってしまった。これからも後の予定が何もなければ愛用してみようと思う。さらに贅沢を言えば、山陽新幹線のように一般車両もグリーン車仕様になっている編成のこだまが東海道新幹線にも導入されればよいのだが。


3/9 宇都宮出張 [出張]

日帰りで宇都宮出張。やはり東海道と比べれば、午前中に東京から東北方面へ向かう新幹線は乗る人が少ない。1時間弱で着いてしまうあっけない行程だが、東京と比べれば少し寒い。

宇都宮といえば餃子だが、市役所の人においしい店をいくつか教えてもらい、さらに「念のため」と餃子マップまでもらい、昼は「来らっせ」という店で、夜も「みんみん」という老舗で餃子三昧と相成った。いずれも餃子2人前+ライスというセットが定番らしく値段も500円前後と、東京標準と比べれば圧倒的に安く、味もさすがにおいしい。餃子好きにはたまらない街なのである。

今回の出張は、1日のスケジュールに訪問先を市役所や大学など詰め込みすぎるくらいに詰め込んでしまったが、いずれもよい議論ができ、収穫の多い出張だった。また近く宇都宮を訪れることになるはず。餃子共々楽しみである。


3/3 底冷えの京都 [出張]

昨日は奈良で、今日は京都。行きは近鉄で奈良入りしたのだが、帰りはホテルから近かったこともありJRを使ってみた。電化はされているものの単線区間が多く、近鉄と比べると明らかに見劣りがする。しかも、ダイヤが乱れているということで、上下線の行き違いがスムーズにいかず、快速のはずなのに何度も赤信号で止まってしまう。関西都市圏の一角ということで単線の容量を目一杯使った綱渡り的なダイヤ編成をしているはずなので、それが一度破綻するととんでもないことになってしまうのだろう。

京都は、どうも高気圧と低気圧のせめぎ合いのような天気で、晴れたと思ったら一転、みぞれみたいなものが降る。7時間くらいかけて用務を終えたときには21時となっており、出張先時間では深夜である(霞ヶ関時間では夕方くらいか)。京都で合流した後輩Yその他を引き連れ、晩ご飯を食べるために外へ出ると、さすがにみぞれこそ降っていないものの、真冬を思わせる京都の底冷え。久々にあのゾクゾクする感覚を味わったが、嫌いではない。


3/2 奈良出張 [出張]

午前中、採用企画の霞ヶ関探訪というのがあり、学生の相手をする。少子化の影響、民間の新卒採用の拡大の影響、続発する公務員の不祥事の影響などにより公務員の不人気は結構深刻な状況だが、こんなセミナーや公務員試験の日程を早めるなどの小手先の対策でお茶を濁すのではなく、公務員という仕事をもっと魅力的なものとするためにどうしたらよいのか、人事院だけでなく各省が真剣に議論し、採用を含む人事制度全体について抜本的な改革を講じるべきときに来ているのではないか。

午後から奈良へ出張。奈良市役所で過分な対応をしていただき、恐縮する。雑談の中で、「奈良の課題は、観光都市であるにもかかわらず、観光客が奈良市内に宿泊してくれず、素通り観光になってしまい、お金が落ちないこと」とおっしゃっていたが、たしかに京都に比べると圧倒的に宿泊施設が少ないところをみると、客が泊まらないから宿泊施設も新しく建たないという悪循環に陥ってしまっているのかもしれない。同じ古都でも、京都よりも素朴な雰囲気が漂っており、うまく差別化できればブレイクしそうな素地は十分あると思うのだが。


12/15 冬の京都 [出張]

日帰りの京都出張。どうもこのところ京都・大阪方面への日帰り出張が多く、相変わらず現地でゆっくりすることができない。今日の用務は午後1時からで、昼くらい京都でゆっくり食べようと早めの新幹線に乗った甲斐があり、2時間くらい京都滞在の時間を稼ぐことができた。元々、街を歩くのが好きなので、地下鉄の丸太町駅から鴨川方向へ少し散歩をし、よさげな店を見つけて入ることにした。丸太町通りをまともに歩くなんて8年ぶりくらいだが、最初にびっくりしたのが京都地裁がきれいな近代的な建物にいつの間にか建て替わっていること。学生時代に3ヶ月ばかり検察審査会の委員として通っていたことがあるのだが、そのときのオンボロな庁舎の印象があまりに強く、新しい裁判所をまじまじと見てしまった。次にびっくりしたのが、河原町丸太町の交差点の界隈に、感じのいい隠れ家的な雰囲気のレストランがたくさんできていること。10年前はラーメン屋くらいしかなかったはずなのだが。迷いつつもそのうちの一軒に入り、昼ご飯を食べたが、味もよかった。他の店も後ろ髪を引かれる思いだったが、京都へ来る機会もまたあるだろうから、次回の楽しみに取っておこう。

20時前に京都を出る新幹線に乗ったところ、なぜか終点間近の新横浜で大量の人がなだれ込んできた。僕は全く興味ないのだが、どうもサッカーのトヨタカップの試合があったらしい。

行き帰りの新幹線で、M局長が推薦していた山本七平の「一下級将校の見た帝国陸軍」を読んだ。どうも旧日本陸軍の構造と現霞が関の構造とが重なるところもあり、投射しながら読み進めた。そのうち印象深かったのが陸軍の「員数主義」という概念であり、実質が伴っていなくても形式(数)の帳尻さえ合っていればすべて許される、そしてその員数を揃えるために、色々なごまかしや責任の押し付け合いが起きていたということ。やはり歴史は繰り返すのである。

一下級将校の見た帝国陸軍

一下級将校の見た帝国陸軍

  • 作者: 山本 七平
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1987/08
  • メディア: 文庫


12/12 横国大の不便さ加減 [出張]

ミニ出張で横浜国立大へ。16時過ぎに役所を出たが、今日は冷える。この時間に東海道線で横浜方面へ向かうサラリーマンが多いが、彼らは仕事を終えた人たち?今日アポをもらった先方の教授から「かなり不便ですよ」と念を押されていたが、たしかにすごく不便。横浜駅で地下鉄に乗り換えて2駅、そこから徒歩15分というのはあまりにひどい。学生たちの毎日の苦労を考えると本当にかわいそう。用件が終わった後、直帰あり得べしと思っていたが、留守番をしている後輩のKから「某省が今日何時になってもよいので折衝したいと言っている」旨タイミングよく?連絡が入る。仕方なく霞が関へ折り返し、20時30分から折衝開始。先方は課長級以下の大層な陣容だが、こちらは僕がヘッドでKと2人の体制。この人不足はいったい何なのだという感じだが、こちらの方が立場が弱い折衝なので、向こうのリクエストを丁寧に聞き取り、ご機嫌を損ねないことに専念する。肉体的にも精神的にも疲れる1日であった。


11/13 岡山のイベント成功 [出張]

広島時代に自分が手がけたイベント企画が、今週末にようやく形となって開催されているため、貴重な休日をつぶして岡山へ出張。はるばる来た甲斐があり、大勢の来客でものすごい賑わい。ステージ企画や展示物などもいい感じで仕上がっている。テレビ局やイベント会社の人たちも僕のことを覚えていてくれ、挨拶をしてくれる。僕のなき後、しっかり関係者と連携を取ってここまで完成してくれたMさんに感謝。ただ、早くも来年に向けたタマ込めの話をしたら嫌がられてしまった。

夜、家に戻ってくると、妻から「留学時代の仲間で急に集まることになった」という電話。「早く言ってくれよ」と思いながら、出張で疲れたので渋々パスした。なかなか盛り上がったようである。


11/8 東京ビッグサイト [出張]

おとといの広島知事選で藤田知事が再選された裏で、呉市長選では、自公推薦の現職市長が落選、どこの推薦も受けていない新人の候補が当選している。もっとも、現職市長が自治省出身、挑んだ新人が運輸省出身なので役人OB同士の仁義なき戦いであった。今度の大阪市長選も自公は現職市長を推薦しているが、はたしてどうなるか。選挙民も自公の候補だからという理由で投票するのではなく、候補者自身をきちんとみて投票する時代になっているようだ。次の国政選挙である参院選ではいったいどういうことになるだろうか。

仕事では、新橋からトコトコとゆりかもめに揺られて、生まれて初めて東京ビッグサイトへ。霞が関からお台場周辺へ行こうとするとなかなか不便である。話には聞いていたが、東京ビッグサイトはなかなか立派な建物。エントランスにある逆三角柱を半分に割ったような建造物がどのようにして重力に抵抗して建てられているのか、すごく不思議。ビッグサイト内もとんでもなく広く、平面エスカレータを乗継、乗継でようやく目当ての会場にたどり着くことができた。平日の昼間にもかかわらずかなりの人だかりで、いったいこの人たちはどこから来ているのだろうと気になってしまう。この東京ビッグサイトの競争相手は幕張メッセなのだろうが、きちんと両者とも黒字を確保できているのか、気になるところ。意外とそれぞれの自治体から陰に陽に色々と支援が入っているのかもしれない。まあ、大都市圏の展示会場はまだいいが、だいたい各都道府県にこういう展示会場があり、その中にはかなり採算が悪いところもあるようだ。ハコモノのスクラップはこれからの人口急減社会において大きなテーマとなってくる話である。


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